The Kitakyushu art theater

[REPORT]北九州芸術劇場バックステージツアー2013

September 20th, 2013 Update / Author: komatsu

こんにちは、新しくPrefabメンバーになった小松です。
8月の終わりに、福岡県北九州市小倉北区にある北九州芸術劇場のバックステージツアーに参加してきました。今回はそのツアーの様子をレポートします。

夏休み中ということで、集合場所には小学生とお母さん方がいっぱいです。ナビゲーターのお兄さんお姉さんに探検の心得を習い、いよいよ大ホールへ突入。

お話を聞いたところ、大ホールの特長は次の3つだそうです。
1.多機能ホール・・・舞台芸術から音楽まで、多様な催しが開催される。
2.客席空調・・・前の座席の後ろに空調がついているので、座席による気温差が少ない。しかもとっても静か。
3.臨場感・・・見やすさに気を配って設計されているので、3F席からでも舞台の雰囲気を堪能できる。

公演を観てみたいなぁと思っていると、ナビゲーターのお兄さんお姉さんが、10分間のお芝居『本当にいる?劇場の怪人』を演じてみせてくれました。確かに音も光もとてもクリアで集中して観ることができました。

観劇後は、3班に分かれていよいよ劇場の裏側へ潜入します。
まずは照明の部屋。舞台の後ろに映し出される虹色や雷、雪など、ひとつひとつスイッチで切り替えられ、光量を調整できるようになっています。でも、毎回手で調整すると誤差が出てしまうので、本番中はあらかじめシステムで設定した照明プログラムを、台本を見ながら、順番に実行していくそうです。

続いて、大きな照明ピンスポットライトのある部屋。ひとつで3000ワットのピンスポットライトは、慣れていないと動かすのが一苦労です。思いどおりの位置にパッと光を照らすのは至難の業。本番中もライトから手を離せないので、台本は見ず、インカムをつけて指示を受けながらチームワークで舞台を照らします。光に色を付けたいときは、小中学校の発表会の照明と同じく、照明の前に赤・青・黄色のカラーフィルムを当てるそうです。

最後に音響の部屋。照明の部屋と同じように、機械で音を操作します。真ん中にある鍵盤をたたいてみると、なんと時代劇の刀の「シャキン、シャキシャキ」という音や、喜劇の「パフパフ」という音が叩いた数だけ場内に鳴り響きました。役者さんの動きに合わせて、音を出せるようになっているそうですよ。

途中、通称「キャットウォーク」と呼ばれる入り組んだ屋根裏を歩いたり、「アイディアルーム」と書いてあるドアを開けてみると化粧室だったりと、ところどころで楽しめました。

客席に戻って、今度は舞台上の仕掛けを探検。
紙吹雪の降らせ方を教えてもらったり、舞台の床の一部が上下する「せり」という仕掛けにみんなで乗ってみたり、たくさんの発見がありました。

探検を終えて、初めに観た10分間のお芝居を今度は探検隊のみんなも好きな係に加わって上演体験しました。本番の緊張感と係の仕事の難しさで、終演後は疲労感と感動があり、みんなで拍手しました。

普段観ることのできない劇場の裏側を観ることができて、今度お客さんとして劇場に来るときは、これまでとは違った楽しみ方ができそうです。

北九州芸術劇場では、各種公演の他、俳優や舞台制作育成のためのワークショップ等が、定期的に開催されています。
未経験者でも参加できますので、興味のある方は気軽にのぞいてみてはいかがでしょうか。

北九州芸術劇場 公演スケジュール
北九州芸術劇場 ワークショップ・講座 参加者募集

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小松 慶子(Keiko Komatsu)
1983年長野県生まれ。東京都在住。会社員。
2011年5月〜2014年5月まで転勤のため福岡で暮らす。
演劇・デザイン・アート等、興味の赴く所に出没します。
http://www.komamerc.org