usaginingen at TAGSTA

[REPORT]“usaginingen” appearance! at TAGSTÅ

August 26th, 2014 Update / Author: misako

IMG_1442 昨年(2013年)の9/14(土)、ベルリン在住の平井伸一・平井絵美さんご夫妻によるユニット「usaginingen」によるパフォーマンス
「“usaginingen” appearance! at TAGSTÅ」が行われました。会場は春吉のTAGSTÅ。
レポートが書きかけのまま一年が経ってしまいましたが、今年もお二人が福岡にいらっしゃるということで
まだ知らない方に知ってもらうために、この記事をUPします。

このイベントは大分県日田市のインディペンデント映画館「日田シネマテーク・リベルテ」の原茂樹さんが
東京でusaginingenとその作品に出会い、大分はもちろん福岡の人たちにも紹介したいと思ったことがきっかけで開催されたそう。
まずは原さんによる二人の紹介からスタートしました。

IMG_1458 全体は3部構成に分かれ、第1部はインプロビゼーション(即興)によるパフォーマンスで
usaginingenの使う手法を紹介していきます。
伸一さんは自作の弦楽器を使って演奏。

IMG_1454 絵美さんは「TA-CO(ターコ)」と名付けられた、足踏みミシンとガラスのレイヤーを組み合わせたような
独自の装置で映像を作っていきます。例えばこんな風にガラスの上に水をこぼすと、上に付けられたカメラによって…

IMG_1513-2 (写真:TA-COとカメラ。レンズが小さいのが粗い画質の秘密!?)

IMG_1457 スクリーンに水が現れます。

IMG_1463 ほかにもさまざまなオブジェクトを載せていくことで、複雑な映像を作っていくことが出来ます。

IMG_1464 最後に絵美さんが鏡をパリーンと割って、第1部が終了!

IMG_1477 軽いトークと休憩を挟んで、第2部が始まります。今度はタイトルの付いた、ストーリー仕立ての演奏が
次々に行われます。

IMG_1475 IMG_1479 IMG_1485 IMG_1491 IMG_1497 IMG_1503 IMG_1509 シンプルな機械を使って、どうやったら新しい映像を生み出すことができるか。そんなことをずっと考えて
実験と練習を繰り返して来たであろうパフォーマンスは、他では見ることの出来ない、独特な作品になっていました。

個人的に、コンピュータによるリアルタイムCG映像(ゲームなんかもそうですね)が好きで、それは予め決められたカットではなく
見る度に映像が変化していく生の魅力だと思っているんですが、usaginingenのパフォーマンスはそれを人力でやってしまうところに
他のアーティストにはない魅力を感じました。

IMG_1518 IMG_1520 IMG_1515 IMG_1534 IMG_1547 IMG_1548 IMG_1528 ライブの後はお二人と原さんとのトークに移り、ベルリンで日本人が生活しながら活動していくことについて、現地の家賃や生活環境、レジャーなどさまざまなお話を伺うことができました。DIYや木を使った工作が盛んなドイツでは、自作の楽器「TA-CO」は大人気なんだそう。

地元を愛する福岡のお客さんたちも、この時は遠いドイツでの生活をほんの少しでも想像できたんじゃないかな…と思います。(実際、僕はこのあと現実逃避する度に「ベルリンに引っ越したい…」とつぶやくようになりました。笑)

IMG_1543 トークが終わって「TA-CO」を興味深そうに眺める参加者のみなさん。
伸一さんの方言混じりのお話はとても暖かく、個性的でキュートな雰囲気の絵美さんの周りには女性たちが集まって、いろいろなお話をしていたのが印象的でした。9/6(土)に行われる、2回目となる福岡公演も楽しみです。

Category: ART, CINEMA, FUKUOKA, MUSIC, REPORT / Tags: ,

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三迫 太郎(Taro Misako)
1980年福岡県生まれ。2008年〜フリーランスのグラフィックデザイナーとしての活動を始める。福岡発のzineレーベル「10zine」の共同立ち上げ、ひとりWebマガジン「taromagazine™」、周辺のさまざまな物事を編集する活動「Prefab」など、主にWeb上で活発に活動中。
http://taromag.misaquo.org