THE PROBLEM OF THE ROCK

3.24(日)-6.30(日)太宰府天満宮 サイモン・フジワラ「The Problem of the Rock」

March 24th, 2013 Update / Author: misako

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本日から太宰府天満宮で日本人の父とイギリス人の母を持つ現代美術家、サイモン・フジワラによる展覧会が行われています。2010年にはカルティエ賞を受賞、2011年シンガポール・ビエンナーレ、第29回サンパウロ・ビエンナーレに出品するなど、世界の注目を集めるアーティストです。太宰府の滞在中に行われたリサーチからどのような作品が生まれたのか、要注目です。


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展覧会「The Problem of the Rock」とは、神社でのリサーチを根底としてサイモン・フジワラが取り組んだ、『岩』にまつわる新作の数々を通して、現代社会に疑問を投じる試みです。
人類が育んできた文化のなかで、岩は、それそのものが信仰の対象となるだけでなく、ときには宗教的モチーフとしてシンボル化されるなど、これまでもさまざまなかたちで自然や超越的存在である神に想いを馳せる依代として機能してきました。それでは、私たちが生きる今を映す岩はどんな形なのでしょう?そして、私たちが考える理想の岩の形とは?
その姿を追い求めて繰り広げられたフジワラのリサーチは、彼が太宰府天満宮で見聞きしたものからインスパイアされた新作のなかに結実しました。本展では新作の立体作品のほかにも展覧会のためのスケッチ、旅行記、写真、手紙などを多角的に展示して、フジワラの考える「わたくしたちの今」を映し出します。

太宰府天満宮アートプログラム Vol.8 サイモン・フジワラ「The Problem of the Rock」
会期:平成25年3月24日~6月30日
休館日:3/25,4/1,4/29,5/6 を除く月曜日
開館時間 :9:00~16:30( 入館は 16:00 まで )
会場 : 太宰府天満宮宝物殿第 3 展示室及び境内
観覧料 : 一般 400(300) 円 , 高大生 200(100) 円 , 小中生 100(50) 円
() 内は 30 名以上の団体料金
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/art/program/vol.8

サイモン・フジワラ(1982年 ロンドン生)
イギリス、ケンブリッジ大学で建築を専攻後、ドイツ、フランクフルト造形美術大学で美術を専攻。日本人の父とイギリス人の母を持つフジワラは、人類の起源や自分と家族の歴史にまつわる演劇性の高いパフォーマンス形式のレクチャーやインスタレーション、彫刻、ビデオ、創作小説といったその多様な媒体による作品で知られています。数々の国際展に招待される中、2010年のフリーズ・アートフェアでは、若手作家を対象とするカルティエ賞を受賞。また、2012年には、イギリス、テート・セントアイヴスでの個展開催など、世界的に注目されています。
TARO NASUウェブサイト内 サイモン・フジワラ紹介ページ
ART iTによるインタビュー

サイモン・フジワラ 同時期開催 個展
「Aphrodisiac Foundations」
会場:TARO NASU 〒101-0031東京都千代田区東神田1-2-11
TEL 03-5856-5713
会期:平成25年3月29日(金)~4月27日(土)
火-土 11:00-19:00 日月祝 休
http://www.taronasugallery.com/exh/exh_forth.html

太宰府天満宮アートプログラム
「文芸・芸能・芸術の神様」である菅原道真公をご祭神としてお祀りしている太宰府天満宮は、人々が行き交い集う場としての「開放性」と、1,100年以上昔から変わらない天神信仰の場としての「固有性」という2つの性質を併せ持っています。
この2つのキーワードをテーマに掲げ、平成18年(2006)より行っているのが「太宰府天満宮アートプログラム」です。

このアートプログラムは、さまざまな分野において第一線で活躍中のアーティストを招き、太宰府での取材や滞在を経て制作された作品の公開を全面的にサポートすると同時に、これらの作品を地域の財産として収蔵することで、文化活動を牽引していく役割を担っています。

太宰府天満宮ならではの「開放性」・「固有性」と、それぞれのアーティストが持つそれらが重なり合うことで、アーティストの視点を通した新しい太宰府や太宰府天満宮の一面が映し出されます。

これらは新たな文化や歴史として、ここ太宰府の地から世界へ、そして未来へ向けて発信されていきます。

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三迫 太郎(Taro Misako)
1980年福岡県生まれ。2008年〜フリーランスのグラフィックデザイナーとしての活動を始める。福岡発のzineレーベル「10zine」の共同立ち上げ、ひとりWebマガジン「taromagazine™」、周辺のさまざまな物事を編集する活動「Prefab」など、主にWeb上で活発に活動中。
http://taromag.misaquo.org